名護市辺野古の新基地建設に伴い、沖縄防衛局が設置した環境監視等委員会で、防衛局が議事録を作成していないことが22日、明らかになった。防衛局が県の照会に回答した。「議事要旨の作成、公表が委員会で決定されたため。不都合はない」と説明するが、環境団体からは批判が挙がっている。

 県は今月4日、1~3回目の議事録の提供や監視委の現場視察などを求める文書を防衛局に送付。防衛局は18日付で、議事要旨の公表を理由に「議事録は作成しておりません」と回答した。

 第1回の議事要旨では「議論の内容がしっかりと分かるレベルの要旨を作成して公表することが適当との意見」と記されている。

 監視委の議論に透明性を求める日本自然保護協会の安部真理子さんは「議事要旨では議論のプロセスや発言者が分からず、(環境保全に対する各委員の)責任の所在が不透明だ」と指摘。議事録を作成しないのは「あってはならないことだ」と断じた。