戦後70年を迎えた「慰霊の日」の23日、沖縄県内は20万人超の戦没者を追悼する鎮魂の祈りに包まれた。糸満市摩文仁の平和祈念公園内の「平和の礎」や、糸満市米須の「魂魄(こんぱく)の塔」には、早朝から多くの戦争体験者や遺族が訪れた。激しい戦場の記憶や亡き家族の思い出を呼び覚まして目を潤ます高齢者ら。子や孫らは花束を供え、手を合わせた。

3世代で平和の礎(いしじ)に手を合わせる家族連れ=23日午前8時42分、糸満市摩文仁・平和祈念公園

 平和祈念公園では午前11時50分から沖縄全戦没者追悼式(主催・県、県議会)が執り行われる。安倍晋三首相や衆参両院議長、外務・防衛・厚労・沖縄担当の4閣僚が参列。キャロライン・ケネディ駐日米大使も昨年に続いて出席する。

 沖縄戦では住民、日米軍人ら20万人超が亡くなった。「平和の礎」は今年新たに87人(県内33人、県外54人)が加わり、刻銘総数は24万1336人となった。