【沖縄】市安慶田の市立安慶田中学校(長嶺肇校長)で11日、1年生105人が沖縄タイムスの記事などを基にして沖縄民謡「艦砲ぬ喰(く)ぇー残(ぬく)さー」の意味を読み解く平和学習会が行われた。

三線などで「艦砲ぬ喰ぇー残さー」を演奏する安慶田中の生徒たち=11日、沖縄市安慶田

 同校の平和学習委員の生徒たちが、「艦砲ぬ-」を歌う「でいご娘」の島袋艶子さんを取り上げた本紙5月24日付の連載「沖縄を語る」などを手掛かりに歌詞の共通語対訳を作成。艦砲射撃など中学生には聞き慣れない言葉の意味を他の生徒たちを前に説明しながら「『鉄の暴風』を生き残った人は、自分たちを『艦砲の食い残し』としてこの歌を作ったそうです」と、生存者の暗く複雑な思いを説明した。最後は生徒たちが三線でこの曲を歌った。

 3年前から同校で自身の戦争体験を語る市内在住の豊田肇さん(88)が講話の中でふと口にした「自分たちは艦砲の食い残し」という言葉の意味を知ろうと思い立ったのがきっかけという。委員の一人の金城遙姫(はるき)さん(13)は「戦争を知らないとうまく説明できないこともあって大変だったけど、意味の深い曲だと思った」と話していた。