2017年(平成29年) 11月25日

沖縄タイムス+プラス ニュース

米軍、高江上空の飛行ルート見直しか 村長らの要請で

 沖縄県東村高江での米軍ヘリ炎上事故で、在沖米海兵隊のダリン・クラーク大佐は18日、高江周辺の飛行ルートの見直しを検討する考えを示した。米軍キャンプ瑞慶覧へ抗議に訪れた伊集盛久村長と高江区の仲嶺久美子区長らに明らかにした。

在沖米海兵隊のダリン・クラーク大佐への抗議要請後に記者団の質問に答える東村の伊集盛久村長(右から2人目)と高江区の仲嶺久美子区長(右)=18日、米軍キャンプ瑞慶覧

 面談で伊集村長らは事故と同型機が同日、飛行再開したことに強く抗議。事故現場上空の飛行も確認されており、仲嶺区長は面談後、記者団に「区民の傷は癒えていない。みんなショックを受けている。米軍は演習ばかり考えて自分本位だ」と憤りを示した。

 米軍機は高江集落上空での飛行を繰り返しており、仲嶺区長は「本当は(ヘリパッドの)使用禁止だが、現実問題として(ルート見直しに)一筋の望みを託したい」と、集落上空を飛ばないよう飛行ルートの変更を求めたと明かした。

 クラーク大佐は「各ヘリパッドの運用目的を把握し、ルートを変更できるか検討したい」と答えたという。

 伊集村長は米軍に対し、事故原因の徹底究明や、現場周辺の土壌、水質の汚染調査の徹底、速やかな措置と公表などを要請した。クラーク大佐は「誠意をもって対応する」と述べるにとどめたという。

 伊集村長は、ヘリパッドについて集落に近い「N4」地区の遊休化を要請。取材に「撤去は厳しい。県外への訓練移転で基地負担軽減をしてもらいたい」と答えた。

 北部市町村会と県町村会で会長を務める高良文雄本部町長も同行し、沖縄防衛局と外務省沖縄事務所を訪れ、飛行再開について「県民を愚弄している」などと強い怒りを示した。

これってホント!? 誤解だらけの沖縄基地
沖縄タイムス社編集局編
高文研
売り上げランキング: 24,236

あわせて読みたい

関連リンク

沖縄タイムス+プラス ニュースのバックナンバー

アクセスランキング

ニュース 解説・コラム
24時間 1週間
24時間 1週間

注目トピックス