不登校やいじめなどさまざまな理由で集団不適応になった児童・生徒の学習を支援し、カウンセリングなどを行っている「北谷町青少年支援センター」(沖縄県北谷町、河上親彦所長)が今年開設10年目を迎えた。

河上所長から数学の指導を受ける高校生=北谷町ニライセンター

 これまで同センターの支援を受けた156人が学校に復帰し、中学過卒生が高校(定時・通信制)、専門学校、大学へと進学をしている。 

 河上所長は「ゆっくりではあるが、努力と頑張りで着実に自立・将来の夢が芽生えている。高校生は成績優秀者が多く、クラス長を務めている子もいる」と目を細め児童・生徒の頑張りをたたえている。

 同センターは2007年に町教育員会が運営し、ちゃたんニライセンター内に行政として県内で初めて開設された。職員は河上所長ら元教員や教員免許を持っている数人が国語、英語、数学を基礎から応用まで指導する。学習時間も児童・生徒とセンターが話し合いで決め、アットホームの雰囲気をつくっている。

 職員らは常にユーモアを交えて授業を進めるため笑いが絶えず、特に河上所長は「ダジャレの名人」と評判だ。

 センターは学習指導だけでなく、専門家によるカウンセラーの相談、進路指導の相談のほか、町内20人の青少年指導員を配置し健全育成活動も行っている。

 保護者からは「子どもがとても明るくなった。センターの存在はありがたい」「センターに通うようになってから学習もバイトも頑張っている」など多くの喜びの声がセンターに寄せられている。

 河上所長は「子どものことで困っていることがあれば、一人で悩まず気軽にお電話してください」と呼び掛け、「これからも関係者の協力でセンターの活動を充実させたい」と話した。問い合わせは同センター、電話098(936)3424。(翁長良勝通信員)