【東京】作家の百田尚樹氏の発言について、県関係の国会議員からも批判と事実誤認を指摘する声が上がった。

 赤嶺政賢衆院議員(共産)は「安倍晋三首相の取り巻きの自民党国会議員と右派文化人の妄言だ。歴史をねじ曲げ権力を背景にした言論弾圧は絶対に許せない」と首相に謝罪を求める考え。照屋寛徳衆院議員(社民)は「著しい事実誤認と思い込みによる暴言・妄言で報道の自由への干渉だ」と批判、「沖縄の基地問題のイロハすら知ろうとしない百田氏の知識は『永遠の0』だ」と皮肉った。

 玉城デニー衆院議員(生活)も沖縄の実情を理解していない言動に怒り、地元紙批判にも「報道を弾圧するような発言はまさしく安倍政権の県民に対する強権姿勢そのものだ」と批判。仲里利信衆院議員(無所属)は「発言の根底に県民への差別や報道・表現の自由への弾圧の意図がある」厳しく糾弾する考えだ。

 下地幹郎衆院議員(維新)は「今国会で安保法案の議論が深まらない要因が、今回の発言に反論しない自民党の姿によく現れている」と指摘。儀間光男参院議員(維新)は「報道の通りなら地方紙の否定であり、言論の風圧で独善的だ」と基地問題や歴史認識のなさに憤った。

 糸数慶子参院議員(無所属)も「沖縄の2紙と県民を愚弄(ぐろう)する暴言で看過できない」と憤り、首相に2紙と県民に謝罪するよう求めた。

 一方、与党自民党の宮崎政久衆院議員は「百田発言は大いなる事実誤認で、宜野湾市民や県民を侮辱し、尊厳を傷つける。言語道断」と批判した。

 国場幸之助衆院議員(自民)は沖縄理解を深める独自の勉強会を今後も続けるとコメント。比嘉奈津美衆院議員(自民)は「コメントできない」としつつ「歴史的認識など正確な発言をしていただききたい」と注文。西銘恒三郎衆院議員(自民)、島尻安伊子参院議員(自民)は会合不参加を理由に「コメントできない」とした。