高校野球の第97回全国選手権沖縄大会第4日は27日、宜野湾球場などで1回戦を行い、小禄、中部商業、読谷、沖縄水産が2回戦に進んだ。

豊見城-小禄 8回裏小禄1死二塁、福田陵(右)が中前へ適時打を放つ=宜野湾球場(松田興平撮影)

 春8強の小禄は春4強の豊見城に3-0で競り勝った。先発の福田陵は5安打5三振で完封。打っても2点リードの八回、右前適時打で貴重な追加点を挙げた。

 中部商はエース前田敬太が3安打10三振で完封し、向陽を3-0で下した。三回に敵失で1点を先制、四回に4番根保飛翼のスクイズ、五回に1番稲福祐志郎の中前適時打で1点ずつ追加した。

 読谷は那覇工業を7-2で下した。完投したエース富田敦己は大会第5号のソロ本塁打を放つなど、投打に活躍した。

 沖水は9-8で昭和薬科大付に競り勝った。4投手の継投で昭薬付の反撃をしのいだ。

 第5日は28日、同球場などで1回戦4試合を行う。

■福田完封 打も快調

 春4強の豊見城と8強の小禄が初戦で顔を合わせた好カードは接戦の末、小禄に軍配が上がった。

 0-0で迎えた三回裏、小禄は1死から死球で出塁した上原琉依が二盗。得点圏に走者を置いて、1番金城勇羽が2回目の打席に入った。3ボールからど真ん中のストレートを捉えると、中越え適時三塁打で1点先制した。

 「前打席から変化球のストライクが入っていなかった。次は直球しかないと思った」。さらに3番山城太誠の右前適時打で2点目を挙げた。

 先発は背番号3の福田陵。野原潤一監督が「一番調子のいい選手を選んだ」と話すように、春にエース番号を付けていた右腕は直球主体に低めに投げ、得点を与えなかった。

 打っては4番として、八回1死二塁の好機でうまく中前へ運び、自らのバットで欲しかった追加点を手繰り寄せた。

 投打で勝利に貢献した福田は「ピッチングに集中した分、打撃は楽にいけた」。次のコザ戦に向け、収穫の勝利だった。(粟国祥輔)