石川大闘牛大会(主催・石川闘牛組合、後援・沖縄タイムス社)が28日午後1時から、うるま市石川多目的ドームで行われた。ことし15回目の闘牛だったが、県内各地からの闘牛ファンや観光客などが詰め掛け、次々に繰り広げられた9組(1組不戦勝、勝負なしのアトラクション含まず)を楽しんだ。31分超の長期戦もあったが、7組が5分以内で勝負が決まる短期決戦。快テンポの進行となり、勝負が決まる迫力場面では歓声やどよめきが再三起きた。

開始早々、どとうの押し込み一発で荒波(右)を攻める東立成号=うるま市石川多目的ドーム

 注目を集めた結びの一番は、前沖縄全島一(チャンピオン)の東立成号がベテラン牛の荒波を一蹴し、鮮やかな復活劇を果たした。

 前回の敗北(王座陥落)の鬱憤(うっぷん)を晴らすような、すさまじい電撃速攻だった。目にも留まらぬ鋭い押し込み一発がさく裂すると、一瞬荒波の上半身が宙に舞い、あっという間に柵際へ。間髪を入れず柵に詰まった荒波に、東立成号の腹取りが決まった。

 東立成号が留めの腹取りを出さなかったため、荒波が向き直る場面もあったが、戦意喪失はありあり。その後、荒波がゆっくりと戦列を離れたところで勝負に幕が下りた。

 通算7勝目を上げた東立成号はこれまでと比べ、勝負が速くなった印象。次戦に大きな期待を抱かせた。

 2番戦は嘉良来亥背白がミツケ紅雲を攻めまくり、3分余で快勝した。終始前に出る戦いで全く危なげなし、この後一段の上昇が見込めそうだ。背白はこれで通算9勝2敗。

 徳之島から移籍し、沖縄初場所となったモーくんは軽快な動きで龍剣を圧倒。3分余で沖縄デビュー戦を快勝した。次回は7月5日午後4時から本部多目的広場闘牛場で本部闘牛大会。

 対戦動画を見ることができます。http://togyu.ti‐da.net/e7712918.html (又吉利一通信員)