沖縄本島への台風21号の接近に伴い、沖縄県内で衆院選(22日投開票)の期日前投票者数が増えている。那覇市は2014年の前回衆院選の期日前投票数を1万人上回るペースで有権者が投票。投票数が2倍以上に伸びている自治体、有権者が1時間以上並んだ自治体もあった。

台風接近に伴い、混み合う期日前投票所=20日午後5時ごろ、宜野湾市役所

 県内最多の約26万人の有権者を抱える那覇市では期日前投票を2日残した19日時点で、前回よりも267人多い4万3251人が投票した。20日午後4時ごろ、那覇市役所の期日前投票所には市民約30人が並んだ。新垣美津子さん(70)は台風を心配し、初の期日前投票に訪れた。「応援しても投票しなきゃ意味ないじゃない」と話した。

 宜野湾市役所では庁舎外まで長蛇の列ができた。午後5時ごろには1時間以上並ぶ人も。車の駐車待ちから投票まで1時間ほどかかったという仲松文子さんは「台風でも選挙は大事」。一方、2歳の長男を抱き「並び過ぎ」とこぼした田川智香子さん(31)。「子どもがぐずっちゃうし、きょうは断念。明日か当日か。うーん、どうしよう」と戸惑っていた。

有権者21.2%が期日前投票

 沖縄県選挙管理委員会は21日、22日投開票の期日前投票の中間投票率を発表した。10日の公示から投票日2日前の20日までに、有権者数の115万8915人の21・2%にあたる24万5189人が投票した。
 
 前回2014年の公示から投票日2日前の同期間の期日前投票は11・2%で、今回は2倍となった。県選管が投票日の台風接近による悪天候を懸念し、期日前投票の活用を呼び掛けたことが要因とみられる。