「県民は不屈。そんな県民に支えられて、国会に行ける私は幸せだ」。赤嶺政賢さん(69)は日焼けした顔をほころばせ、勝利の喜びをかみしめた。沖縄1区で最初に当確が報じられても「もう1社出るまで」と待ち続けて約1時間20分後の午後11時ごろ。ようやく別のテレビ局も当確を出すと、那覇市おもろまちの事務所は歓声と指笛で沸き、万歳三唱の嵐となった。

激戦の1区で当確を決め、支持者とカチャーシーを踊る赤嶺政賢さん=22日午後11時すぎ、那覇市おもろまちの選挙事務所

 選挙区では歴史的な2連勝となる。2014年の前回衆院選は、沖縄4選挙区で翁長雄志知事を支える「オール沖縄」旋風が吹き荒れ、赤嶺さん自身も初勝利。共産党としても全国で唯一かつ18年ぶりの選挙区議席をもぎ取った。

 前回同様、事実上の三つどもえとなったが「手応えがある日もない日もあり、一喜一憂の選挙戦だった」と振り返る。だが、ふたを開けてみれば「辺野古新基地に反対する民意は予想以上だった」と比例代表を含め7期目の当選を確実に。沖縄が国政参加した1970年以降、党の大先輩である故瀬長亀次郎さん、古堅実吉さんとつないできた「宝の議席」を守り抜いた。

 陣営のシンボルカラーで、赤嶺さんとおそろいの若草色のジャケットを着けた妻多美子さん(70)は「辺野古に座り込む皆さんの思いに応えるという重い責任を果たせた」と感無量の様子。支援者に囲まれた赤嶺さんは「市民と野党の共闘で新しい政治をつくり、辺野古の基地を止め、東村高江のヘリパッドを撤去させるまで頑張る」と力を込めて宣言した。