玉城デニーさん(58)の沖縄市安慶田の選挙事務所では午後8時、テレビ各社の「当選確実」のテロップが流れると「やったー」の大歓声と拍手が沸き起こり、指笛が鳴り響いた。満面の笑みを浮かべた玉城さんは「国による構造的差別の打破と、これ以上新しい米軍基地を造ってほしくないという県民の信任をいただいた」と深々と頭を下げ、感謝の言葉を繰り返した。

カチャーシーで当確を喜ぶ玉城デニーさん=22日午後8時すぎ、沖縄市安慶田の選挙事務所

 野党再編の流れには背を向け、無所属での立候補と「背水の陣」で臨んだ。「ブレない信念」をキャッチフレーズに掲げ、辺野古の新基地建設反対やオスプレイ配備の撤回、消費増税反対を中心に訴えてきた。

 4選を確実にすると大勢の支持者と抱き合ったり、がっちりと握手したり。万歳三唱を繰り返し、カチャーシーを踊って喜びを分かち合った。

 勝因について「安倍政権の自己中心的な国政運営と横暴を認めないという県民の思い、信頼される政治を求めた結果が勝利につながった」と分析。今後は「国において政党政治がどういう形になるか見えない」としながらも、「支持者と話し合い、玉城デニーにはこう働いてほしいとの意見を聞いて考えていきたい」と表情を引き締めた。

 激励に駆け付けた名護市の稲嶺進市長は「今回の勝利は、沖縄の将来をつかみ取るための第一歩。沖縄が抱えてきた負担を改善するために頑張ってほしい」と声を弾ませた。辺野古新基地建設の阻止に向けてスクラムを組む決意を改めて訴え、玉城さんと固く握手を交わした。