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  • 辺野古にコンクリートブロック236個を設置する計画が判明した
  • ブロックは12~56トンで、岩礁破砕許可区域外の可能性が高い
  • 県はサンゴ礁破壊を指摘しているが防衛局は許可は不要と主張

 米軍普天間飛行場返還に伴う名護市辺野古の新基地建設で、沖縄防衛局が業者と契約済みの「中仕切岸壁新設工事」と「汚濁防止膜等工事」の2件で、汚濁防止膜(オイルフェンス)を海底に固定するアンカーブロックとして、12・3~56・7トンのコンクリートブロック計236個を設置する計画が両工事の特記仕様書などで判明した。

設置を予定している汚濁防止膜

 オイルフェンスは工事現場から油漏れが広がらないよう一時的に設置する。位置図では県が岩礁破砕を許可した区域外に設置される予定で、ブロックも区域外の可能性が高い。

 ことし1月以降、防衛局がボーリング調査に伴うブイやフロートを設置した際、県は最大45トンのブロックが岩礁破砕の許可区域外でサンゴ礁を破壊した可能性があると指摘した。防衛局は船舶の投錨(とうびょう)に類する行為で岩礁破砕の許可は不要と主張。県は「45トンのコンクリート製構造物の設置は岩礁破砕の対象になることは明白」と反論している。

 資料を入手した沖縄平和市民連絡会の北上田毅さんは「防衛局は、ブロックが県との事前協議や岩礁破砕の対象でないと強行するかもしれない。桁外れの大きさと量で、大浦湾のサンゴ礁をどれだけ破壊するか、見当もつかない」と懸念を示している。

 特記仕様書では56・7トン102個、43・9トン86個、12・3トン48個と記載。ほか「ケーソン新設工事(1工区)」と「中仕切岸壁新設工事」で作業船を係留するための重しとして、37・5トンを50個と明記している。

 すべてを新たに設置するのか、といった沖縄タイムスの質問に30日現在、沖縄防衛局から回答がない。