30日午前8時20分ごろ、那覇空港発関西空港行きの日本トランスオーシャン航空(JTA)002便ボーイング737が飛行中、客室の気圧低下を示す警報が作動した。パイロットは緊急事態を宣言、客室の酸素マスクを出した上で高度を下げて飛行し、約1時間後に関西空港に着陸した。乗客乗員計37人にけがはない。運輸安全委員会は、事故につながる恐れのあった重大インシデントとして、調査官3人を関空に派遣した。

 JTAによると、宮崎沖合付近を高知沖に向け飛行中、左エンジンの不具合を示す警告灯が点灯。状況確認したところ、続けて右エンジンの警告灯が点灯した。客室内の気圧低下を示す警報も作動したため、酸素マスクを出した。

 約10分で安全高度である約3千メートルまで緊急降下させると、気圧が安定したため緊急宣言を取り消し、飛行を続けて関空に着陸した。警報は地上の4分の3程度の気圧に下がった際に鳴るが、実際にどの程度下がっていたかは調査中という。

 JTAによると、トラブルが発生した機体は安全が確認されるまで運航を自粛する。同型機はほかに11機保有しているという。