商船三井グループのMOLジャパンは、琉球海運(那覇市、山城博美社長)と業務提携による台湾・高雄からのトランシップ(積み替え)事業を強化し、那覇-香港の所要日数を現行の8日間から半分の4日間に短縮する。7月中旬から高雄後の経由地をなくし、香港直行のスケジュールに変更する。同社は「現時点で実現可能な最短の輸送日数」と利点を強調。「生鮮品など賞味期限の短い商品など貨物量の増加につなげたい」と沖縄発・経由の物流網の強化に期待している。

 両社は昨年12月に業務提携。琉海が九州・沖縄-高雄で運航するRORO船「みやらび2」を利用し、高雄で商船三井のネットワークと接続する国際物流網を構築した。

 みやらび2は那覇から2日かけて高雄に着く。その後、商船三井が持つ国際コンテナ網に接続するが、従来は中国・厦門を経由するなどの理由で高雄-香港で6日間を要し、那覇から香港まで計8日かかっていた。

 商船三井は7月中旬、高雄から香港直行(所要日数2日)のルートに変更。新スケジュールは、沖縄で積み込まれた貨物は金曜日に那覇港を出発し、4日後の火曜日に香港に到着する。鹿児島発でも5日後に香港に着くという強みを生かし、九州発の貨物の増加につなげる考えだ。

 琉海は「船舶の大量輸送という利点に加え、スピードもセールスポイント。生鮮品など空輸が中心だった貨物の需要を取り込むチャンスで県内企業にとっても輸送コストの削減につながるため、興味を示す企業も出ている」と話している。