沖縄県の翁長雄志知事は、衆院選沖縄選挙区の1区から3区で「オール沖縄」勢力の候補者が当選したことに、「3対1でオール沖縄の思いは県民に届いた」と述べ、新基地建設反対の意思が明確に示されたとの認識を示した。23日午前、県庁で記者団に語った。

翁長雄志知事

 知事は、1区から3区の結果に関し「明確に辺野古新基地建設反対、オスプレイ配備撤回、普天間飛行場の閉鎖・撤去(の民意)は大差で方向性が出た」と強調。4区で支援した無所属前職の仲里利信氏(80)が破れはしたものの健闘したとし、「おおむね3年前の流れは維持できた」と語り、「オール沖縄」勢力が引き続き県民の支持を得たとの考えを示した。

 一方、4区全勝した前回衆院選から1議席減ったことで、政府や自民党から「民意の退潮」などとの指摘が上がる可能性に対しては、「3年前に全勝したときは政府は民意を全く無視した」と言及。「今回1議席落としたから民意が衰えたというのは地方自治の在り方からも大変おかしい」と不快感を示した。

 また、全国で自公が圧勝する中、沖縄では国政野党候補が3勝したことに触れ、自民県連に対し「中央の指示通りにしか動かないのでは大きな役割を果たせないのではないか」と指摘。「県民の気持ちを政府に伝え、少しでも沖縄の気持ちをくんでもらうべきだ」と述べ、選挙で示された民意を尊重するよう求めた。