翁長雄志知事は1日午前の県議会6月定例会一般質問で、沖縄の理想的な役割として表現する「平和の緩衝地帯」について、「アジアの国連関係、ASEAN(東南アジア諸国連合)などの会議の場所を沖縄が担うなど、平和を模索することが30年、50年スパンの沖縄の目標としてあってもいいのではないか」と述べ、基地の過重負担から将来的に解放された上で、中長期的な視点で日本とアジアの平和に貢献したいとの考えを示した。

 昭和初期から沖縄戦終戦までに作成された軍人の人事資料「陸軍兵籍簿」について、平敷昭人総務部長は214冊のうち劣化の激しい27冊の修復・電子化を終えたと報告。「沖縄戦の従軍記録や学徒動員に関する記録も確認されており、沖縄戦の状況を確認できる貴重な資料」として修復と保存に取り組むと述べた。新垣安弘氏(無所属)への答弁。

 ことし1月から4月にかけて米軍嘉手納基地へのF16戦闘機の暫定配備に伴う騒音について、當間秀史環境部長は配備中の94日間は配備前と比べ、1日当たりの騒音発生回数が基地周辺で「最大15・6回増加し、飛行場南西の2局で環境基準の指標であるエルデンが5デシベル増加した」と説明した。渡久地修氏(共産)への答弁。