「伊是名島の秘宝展」(主催・尚円王生誕600年祭実行委員会)が3日、那覇市の首里城公園で開幕。尚円王生誕の島で受け継がれてきた美術工芸品37点が初めて島外に出て展示される。有料区域の南殿特別展示室で9月10日まで。

1870年に尚泰王から伊是名島の銘苅家に贈られた一対の「黄色地巴紋御玉貫(きいろじともえもんうたますき)」と、朱漆の置盆

 目玉は祭祀(さいし)用酒器で、王府と同じ形式の「公事清明(くーじしーみー)」で今でも使われている2対の「御玉貫(うたますき)」。神女職を継承する名嘉家に伝わる「緑地」と、島内を統括してきた銘苅家に伝わる「黄色地」で、沖縄美ら島財団によると、御玉貫の現存が確認されているのは世界で数点しかないが、ふた付きで保存されているのはこの2対だけだという。

 緑地は17~18世紀製作、黄色地は1870年、琉球王府最後の国王、尚泰王の時代、公事清明を行うように指導して贈ったものという。