香港から日本に送客している旅行社「EGLツアーズ」(香港、袁文英社長)は2019年、那覇市牧志に180室のホテルをオープンする。広さ2103平方メートルの土地の購入手続きを進めている。観光客が急増する中、ホテルを所有することで、ツアー客を安定的に受け入れる体制を整える。香港でトップセールスを展開している翁長雄志知事に25日、袁社長が伝えた。

(資料写真)観光客でにぎわう那覇市の国際通り

 購入手続きは来月末に完了予定で、価格は9億7千万円。ホテルは、ロビーで泡盛を提供したり、客室内に琉球畳を置いたりし、琉球文化を感じられる工夫をするという。自社のツアー客だけでなく、個人客の利用も見込んでいる。運営会社は未定。

 11月22日には大阪市浪速区に350室のホテルを開業予定で、那覇市のホテルは国内2軒目。年間を通じてツアー客を安定的に受け入れるほか、増加する個人客の需要を取り込む狙いがある。

 沖縄を訪れる外国人観光客のうち、香港は4番目に多い国・地域。航空路線の拡充や、クルーズ船の寄港回数増で、他のアジア諸国と同じように香港からの観光客数も急伸している。2012年度の観光客数は5万6千人だったが、16年度は21万8千人で3・9倍となった。

 同社は、ツアー中に誕生日を迎える客に手書きのカードを贈るなどのサービスが好評。旅行予約を受け付けるコールセンターでは「客の名前を会話5分以内に6回以上、10分以内に8回以上呼ぶ」など独自のマニュアルを導入している。