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  • 三つの台風が発生し沖縄気象台は「迷走台風」の恐れを指摘する
  • 台風9号と10号が予想通りの進路を取れば9日ごろ沖縄に同時接近か
  • 相互作用で動きが複雑になることがあり、今後の進路に注意を

 台風9号は5日午後6時現在、マリアナ諸島付近にあり、ゆっくりした速度で西北西に進んでいる。中心気圧は990ヘクトパスカル、中心付近の最大風速は23メートル。沖縄気象台によると勢力を強めながら、8日には大東島地方、9日には沖縄本島地方に接近する恐れがある。

台風9・10・11号(5日18時現在)

 台風10号は南シナ海にあり、西北西に進んでいる。中心気圧は992ヘクトパスカル、中心付近の最大風速は23メートル。勢力をやや強めながら8日ごろから先島諸島に近づく恐れがある。

 台風11号はマーシャル諸島にあり、時速20キロで西に進んでいる。中心気圧は992ヘクトパスカル、中心付近の最大風速は20メートル。今後少しずつ速度を上げ、勢力を強める見込み。

■台風9号と10号、9日にも沖縄に接近の恐れ

 三つの台風が同時に発生するのは2013年10月以来、約2年ぶり。沖縄気象台は「二つ以上の台風が同時に接近すると、互いの進路に影響し合って動きが複雑になることもある」と説明。「迷走台風」になる恐れを指摘する。

 台風9号と10号が予想通りの進路をたどれば、9日ごろ二つ同時に沖縄地方に接近する恐れがあり、二つの台風が影響し合って「藤原の効果」が起こる可能性がある。沖縄気象台によると、「藤原の効果」とは台風の相互作用を指す言葉。(1)台風が互いに反発し合って逆方向に進む(2)片方がもう一つの台風を追う(3)東側の台風が北上するまで西側の台風が停滞する-などが挙げられるという。

 台風9号と10号の今後の進路については「藤原の効果はさまざまなパターンがあり、偏西風や高気圧の影響もあるため予想は難しい」と話す。台風の影響は今週半ばから出るとみられ、「進路を含め、台風情報はまめに確認してほしい」と呼び掛けた。(東江菜穂)