【沖縄】沖縄市内の老舗レストラン「ハイウェイドライブイン」が市東から市登川に新築移転し、1日、オープンした。2代目店主の仲宗根朝一さん(52)は「3世代にわたり通ってくれる常連客もいる。新たな地でも地域に根差したレストランになりたい」と意気込んでいる。(仲田佳史)

新築移転でオープンしたハイウェイドライブインをアピールする2代目店主の仲宗根朝一さん=6月29日、市登川

 ハイウェイドライブインは、米軍基地で調理人をしていた父・朝助さん(78)が1972年の本土復帰に伴う離職で一念発起し、同年5月に開業。43年にわたって地域の胃袋を満たしてきた。朝助さんが前の経営者が残した店舗名とメニューを継承、各メニューを店独自の味に仕上げた。

 復帰当時、旧店舗前の道路は、タクシーやうるま市の天願桟橋から米軍嘉手納基地に通り抜ける米軍車両の通行が多く、客層の中心はタクシー運転手。周囲は畑で囲まれ、朝一さんは「旧美里村役場や自動車整備工場、中古車販売会社がある程度だった」と話す。

 80年に入り、商業施設の進出や周囲の宅地化が進み、家族層での利用が増加。今では沖縄独自のA、B、Cとランク付けされたランチを食べに観光客も訪れる。

 旧店舗は市の区画整理事業の対象となり、約3・5キロ離れた県道224号沿いに新店舗をオープンさせた。

 以前から要望の強かったお子様ランチや、従業員がまかないで食べていた沖縄そばの「マカナイそば」を新メニューに加え、約60種類をそろえる。

 朝一さんは「この味が好きだと孫の世代も来てくれている。創業100年を目指したい」と抱負を述べた。