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  • 沖縄で不登校が増加、高校は全国ワースト、小中学校も全国2番
  • 高校生の要因では「無気力」が約3割占め、「あそび・非行」が続く
  • 小中高校のいじめは定義変更で5倍以上の増も、92%は解消済み

 沖縄県と文部科学省は26日、いじめ、暴力行為などの状況を調べた2016年度問題行動・不登校調査の結果を公表した。私立も含む県内の高校の不登校者数は1510人(前年度比238人増)で、1千人当たり32・3人と全国平均14・7人の倍以上となり、全国最多だった。中途退学者は1098人(同162人増)で、中退率2・1%も全国で最も高かった。中退の理由の内訳では、「経済的理由」が75人、「家庭の事情」が52人いた。

1000人当たりで見ると沖縄は全国の倍以上

 いじめの認知件数は、小中高・特別支援学校(国公私立)の合計が1万2482件で、前年度より1万147件増え、過去最多となった。特に小学校は1万1301件と、前年度1491件から大幅に増加した。

 背景には、いじめの定義変更や、文部科学省が冷やかしやふざけ合いも積極的に認知するよう求めていることもあるとみられ、教育庁は「早期把握、早期解決に努めた結果」と分析している。いじめの92・8%はすでに解消し、6・9%が解消に向けて取り組み中だった。

 公立小中高校の暴力行為は1430件で、前年度の712件から倍増した。暴力行為は小学校が703件(前年度比501件増)、中学校648件(同187件増)、高校79件(同30件増)。児童・生徒間の暴力が938件で最も多く、器物損壊279件、教師への暴力149件、対人暴力64件と続いた。

 小学校低学年の暴力が増えていることについて、現場からは「特定の児童による複数回の暴力」などの報告が寄せられているという。

 県立高校の不登校の要因は「無気力」29・3%で最も高く、「あそび・非行」27%が続いた。

 小中学校(国・私立含む)の不登校児童は2413人で過去最多。1千人当たり16・2人(全国平均13・5人)で、全国2番目に多かった。経済的理由で長期欠席している児童・生徒は4人いた。