沖縄県警は7日、名護市内の70代男性が「医療保険の過払い金がある」などとうその電話を受け、現金約70万円をだまし取られたと発表した。税務署職員などを装い「税金や年金の払い戻しがある」と現金を振り込ませる還付金詐欺で、約3年ぶりの発生という。県警は特殊詐欺事件として捜査し、注意喚起している。

 県警によると3日、男性の携帯電話に「医療保険の過払い金がある。近くのATMに行けますか。職員を派遣します」などと男の声で電話があった。

 名護市内の商業施設に誘導後、再び電話で還付手続きと信じ込ませ、ATMで容疑者らが管理する県外の口座へ現金を振り替えさせたという。

 県警によると還付金詐欺は今年初めてだが、架空請求など特殊詐欺事件ではことし12件目で、被害総額は約7千万円。前年同期に比べて3件増、被害額は約3500万円増加している。

 県警は「ATMで医療費などの還付手続きをすることはない。不審な電話は1人で判断せず警察などに相談して」と呼び掛けている。