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  • 1~6月末の歩行者の事故死12人のうち65歳以上の高齢者が8人を占めた
  • 事故の時間帯は交通量の少ない午後7時~午前7時に11人が集中
  • 県警は、運転手と歩行者の双方に注意を呼び掛けている

 今年に入り、夜間から明け方にかけ、道路横断中など、歩行者の交通死亡事故が多発している。沖縄県警によると、1~6月末の歩行者の事故死は昨年同期比2倍の12人で、そのうち11人が午後7時~午前7時に被害に遭っている。65歳以上の高齢者は8人(前年同期2人)で、うち7人が同時間帯だった。県警は、交通量の少ない時間帯で、運転手、歩行者双方に油断があるとして注意を呼び掛けている。(城間陽介)

今年上半期の時間帯別歩行中の死亡者数

 交通企画課の調べでは、12人の事故発生の時間帯内訳は、午後7時~午前0時の5時間に7人が集中し、高齢者は4人。午前2時~同7時は、死者4人のうち高齢者が3人だった。 

 一方、道路別でみると、道幅の広い国道、県道ではねられ死亡した6人はすべて高齢者となっている。

 同課の大城吉孝管理官は「交通量が減る時間帯では、車のスピードは上がる一方で、油断から前方不注視に陥りやすい。歩行者も横断歩道以外から渡るケースが多い」と指摘する。特に高齢者の場合、道路幅の広い国道や県道を渡りきるのに時間がかかるため、夜間では危険度も高まるという。

 今年上半期(1~6月)の交通事故の死者数は22人で、このままのペースが続けば昨年1年間の死者数36人を上回ることも予想される。同課は、事故防止に向け、運転手に対しては一般的に気付きにくいとされる進行方向に向かって右側からの横断者への注意を、歩行者に対しては横断歩道の利用、反射材の着用-を呼び掛けている。