【東京】伝統文化・芸能分野で将来が期待される実演家を顕彰する「第19回日本伝統文化振興財団賞」の授賞式が7日、都内の三越劇場であり、琉球舞踊家で組踊立方の佐辺(さなべ)良和さん(35)=琉球舞踊世舞(せいぶ)会師範=が、賞状を受けた=写真。沖縄の芸能分野からは初の受賞。佐辺さんはウチナーグチで自己紹介し「沖縄の人は歌と踊りで苦難を乗り越えてきた。その心を大切に沖縄の芸能の保存、発展に尽くしていきたい」と、今後の精進を誓った。 

沖縄伝統芸能界からの初受賞を喜ぶ佐辺良和さん=7日、東京・三越劇場

 同賞は毎年、将来を嘱望される全国の優秀な実演家1人に贈られる。今回は、地謡、舞台芸、落語から28人の推薦があった。

 選考委員で琉球芸能に詳しい田中英機くらしき作陽大客員教授は、「出色の才能の輝き」と評価し「次の世代を支えるリーダーとして活躍している」とたたえた。