【平安名純代・米国特約記者】米南部サウスカロライナ州で7日午前11時ごろ、米空軍のF16戦闘機と民間の小型機が空中衝突し、小型機に乗っていた2人が死亡した。F16の操縦士は脱出して無事だった。衝突したF16は現在、嘉手納基地に暫定配備されているバーモント州空軍所属10機と同型。

空中衝突したF16の同型機。写真は嘉手納基地に暫定配備されている米バーモント州の空軍州兵部隊所属機=6月16日

 米CNNなど複数の米メディアによると、2機が衝突したのは同州チャールストンの北方約18キロの地点。衝突で機体の破片が水田や川などの広い範囲に飛散したが、落下物による負傷者などは確認されていない。現在、米国家運輸安全委員会(NTSB)が衝突原因などを調査している。

 衝突機は同州ショー空軍基地の所属機で通常訓練中だった。民間機はセスナ150型で、事故直前に近くの民間空港を飛び立っているのが確認されている。

 地元の捜査当局によると、F16が小型機の側面に突っ込んだなどの目撃情報が寄せられているが確認はされていない。

 ショー空軍によると、軍用機の訓練空域に民間航空機の侵入は許可されず、軍用機と民間機が同一の空域を使うことはほとんどないという。機体の残骸の一部は、民間のキャンプ場の駐車場に落下したのが確認されているが、負傷者などの報告はない。

■翁長知事は懸念示す

 米空軍のF16と民間小型機の空中衝突事故に、翁長雄志知事は8日、「(沖縄は)日常的にそういう事故の危険にさらされているので、基地とのかかわり合いは最小限にとどめないといけない」と述べ、負担軽減を求める姿勢を示した。那覇空港で記者団に答えた。