大型で非常に強い台風9号は9日午後9時現在、那覇市の南約220キロにあり、勢力を維持しながら時速25キロの速さで北西へ進んでいる。中心気圧は945ヘクトパスカル、中心付近の最大風速は45メートル。最大瞬間風速は60メートル。沖縄気象台によると、台風が石垣島地方に最接近するのは10日朝ごろ。暴風に注意が必要なのは、沖縄地方は10日朝まで、久米島地方は昼前まで、石垣島地方は夕方まで、宮古島地方は夜までとしている。9日午後11時17分に南城市玉城で最大瞬間風速46・4メートル、那覇市で同11時33分に38・9メートルを記録した。県内では強風の影響で転倒し骨折するなど16人が重軽傷。各地で停電も発生し、9日午後10時現在、1万3400戸に及んでいる。

台風9号の強風と満潮が重なり、板良敷沿岸線では高波が住宅まで押し寄せた=9日午後0時53分、与那原町(長崎健一撮影)

台風9号(9日21時現在)

台風9号の予想接近時間

台風9号の強風と満潮が重なり、板良敷沿岸線では高波が住宅まで押し寄せた=9日午後0時53分、与那原町(長崎健一撮影) 台風9号(9日21時現在) 台風9号の予想接近時間

 台風9号の影響で県内の多くの学校が9日午前から午後にかけて休校になった。航空路線では県内を発着する200便以上が、船便は沖縄本島・宮古・八重山航路が全便欠航した。沖縄都市モノレールと路線バスは午後7時以降、運休となった。

 10日は、宮古島地方で最大瞬間風速60メートル、八重山地方で45メートル、本島地方で45メートルの猛烈な風が吹く恐れがある。

 沖縄本島地方では10日昼すぎにかけて1時間に60ミリ、先島諸島では夜まで1時間に50ミリの非常に激しい雨が降る恐れがある。気象台は、土砂災害や低い土地の浸水、河川の増水や氾濫に注意を呼び掛けている。