大型で非常に強い台風9号は10日、沖縄地方から次第に離れて東シナ海を北西に進んでいる。本島地方や宮古島地方、石垣島地方では9日から10日にかけて暴風が吹き、風にあおられて転倒、骨折するなど27人の重軽傷者が出た(10日午後9時現在)。停電被害は最大で4万2200戸に及んだ。沖縄気象台によると、最大瞬間風速は南城市玉城で49・9メートル、久米島空港で44・8メートルを記録した。

強風で柵をなぎ倒し道路側に倒れた旧久茂地小学校内の樹木=10日午前11時45分ごろ、那覇市久茂地(松田興平撮影)

台風9号・11号(10日21時現在)

強風で柵をなぎ倒し道路側に倒れた旧久茂地小学校内の樹木=10日午前11時45分ごろ、那覇市久茂地(松田興平撮影) 台風9号・11号(10日21時現在)

 沖縄本島は9日正午から10日午後3時まで、石垣島地方は9日午後4時から10日午後7時まで、丸1日以上暴風が続いた。多くの学校は休校になり、陸海空の交通路線では欠航や運休が相次いだ。

 9日から10日午後10時までの降水量は本部町謝花で274・5ミリ、慶良間空港で205・5ミリを記録。慶良間では7月の24時間降水量を更新した。気象台は「土砂災害や河川の増水、氾濫に注意してほしい」と呼び掛ける。

 一方、非常に強い台風11号が沖縄地方に接近する恐れがある。10日午後9時現在、マリアナ諸島付近にあり、中心気圧は925ヘクトパスカル、中心付近の最大風速は50メートル。勢力を強めながら時速15キロの速さで西に進んでおり、来週半ばから沖縄地方に影響が出るとみられる。