名護市辺野古への新基地建設に抗議する人々の現状を追った、三上智恵監督の最新ドキュメンタリー映画「戦場(いくさば)ぬ止(とぅどぅ)み」が11日、那覇市の桜坂劇場で上映初日を迎えた。300人の観客を前に、三上監督や映画の舞台となった名護市の稲嶺進市長、古謝美佐子さんらが舞台あいさつした。

三上智恵監督

 同映画では、辺野古の住人や抗議運動に参加する人々に密着、彼らの思いや生々しい現場の様子を記録。長年取材している三上監督は「描きたかったのは、対立の現場だけでない。基地に賛成したわけでなく、容認せざるを得なかった住人もいる。さまざまな思いを伝えたかった」と力を込めた。

 登壇した稲嶺市長は映画の感想を聞かれ「辺野古の闘いがリアルに映し出されていた。言葉が出ない」と声を詰まらせた。

 桜坂劇場で上映中。問い合わせは同劇場、電話098(860)9555。