【郷田まみ通信員】アルゼンチンの国旗記念日の6月20日、毎年恒例の沖縄県人連合会によるすきやき会が開催された。年々口コミでうわさが広がり、今年も約400人もの参加者を記録。その半数以上が非日系のアルゼンチン人だった。

すきやきで文化交流を楽しむ参加者ら=アルゼンチン沖縄県人連合会ホール

 連合会のメーンホールにテーブルが敷き詰められ、人種、世代、性別を超えた大勢の家族連れや仲間連れが集まるにぎやかなイベントとなった。

 当日は、日本大使館から佐野豪俊公使、笠原樹也文化広報センター所長、国際協力機構(JICA)アルゼンチン事務所の武田浩幸所長も参加。笠原センター所長は「大使館の一つの活動目的の日本文化の紹介にはもちろん、食の文化も含まれている。日系社会の一団体がこれまでにも大きな行事を開催し、日本人、日系人だけでなくアルゼンチン人に交流の場を提供していることを大変うれしく思う」と語った。

 フェイスブックの日系コミュニティーのページでイベントを知り、初めて参加した若者や同連合会で剣道を学び、娘を日本語学校に通わせるほど日本好きのアルゼンチン人夫婦、連合会内レストランの常連客でポスターを見て試しに来た人など、誰もが食を通した文化交流の素晴らしさを語った。

 テーブルを共有し、非日系の人々は作り方や食べ方を隣の日系人に習う。ステージ上で披露される日本歌謡曲を聴く楽しみもある。外の寒さとは対照的に、沖縄県人連合会の会場にはすきやきの香りと白煙が充満し、温かい雰囲気の中、大成功に終わった。