医療費などの還付金払い戻しを口実に、現金をだまし取ろうとする不審電話「還付金詐欺」が沖縄県内で相次いでいる。14日には西原町と宮古島市で、70代の無職女性がそれぞれ約100万円をだまし取られる被害に遭ったほか、宮古島市の80代男性を狙った未遂事件も発生。県警によると、約3年ぶりという3日の名護市での被害以降、未遂を含め約2週間で8件に上り「不審な電話は家族や警察に相談を」と注意喚起している。

 調べでは、14日の被害はいずれも同じ手口。自宅に男性の声で「医療費の過払い金がある。近くのATMに行けますか」と電話した後、携帯電話を持ってATM付近に移動した女性に再び連絡。還付金手続きと信じ込ませ、男らが管理する県外の口座にそれぞれ現金を振り替えさせたという。

 一方、未遂事件は同日までに那覇市や浦添市、沖縄市など県内全域で5件発生。安全なまちづくり推進室によると、狙われたのは70~80代の高齢者。電話の内容を不審に思い「警察に相談してから」と言うと、電話を切られたり、家族などに相談したことで被害を防げたという。

 手口はほぼ同じで、非通知で自宅や携帯電話に男性や女性から電話があり「医療費の払い戻しがあり、ATMで手続きできる」「近くのスーパーのATMで職員が待機している」などと言って携帯電話の番号や口座番号などを聞き出し、ATMまで誘導して操作させるという。県警は「医療費の払い戻しで、ATMを操作させることはない。知らない人からの電話で、お金の話をしてくるのは詐欺。不審な電話は相談して」と呼び掛けている。