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  • 牧志第一公設市場の再整備事業に市場組合側が不安を訴えた
  • 建て替えを進める那覇市は現在地案のほか移転案を提示
  • 組合側からは周辺への影響や日程に疑問の声が上がった

 那覇市が進める牧志第一公設市場の再整備事業について、牧志公設市場組合は6日、市牧志のなは商人塾で市議会厚生経済常任委員会(高良正幸委員長)の市議と意見交換した。組合側は、抱えている同事業への不安や疑問点を議員に訴えた。

老朽化のため、建て替えに向けた議論が進められる那覇市第一牧志公設市場

 牧志第一公設市場の老朽化で、建て替えを進める市は、2020年までの新施設の完成を目指す。候補地として現位置案のほか、にぎわい広場への移転案も提示しており、9月までに建設場所を決めるとしている。

 一方で組合側からは建て替えに伴う不安の声が絶えない。組合の粟國智光組合長は「公設市場だけでなく、街全体の話として考えないといけない」。整備事業のスケジュール案が新市民会館建設事業や周辺の民間商業施設の再開発スケジュールと重なるため、集客拠点施設がなくなる可能性を指摘。また、市は中心市街地活性化基本計画の策定段階にあり、「市街地の在り方が定まらないなかで、再整備事業の候補地を決めるのが適正なのか」と疑問を投げ掛けた。市中心商店街連合会の上原正敏会長はにぎわい広場への移転案に不信感を示す。「現位置で人の流れがきれいにできあがっている。“たかが”かもしれないが、入れ替えることで波及するマイナス効果はどうなるのか」と懸念を示す。「どの通り会でも影響がどれだけ出るのか気にしている。なぜ今ごろになってにぎわい広場が出てきたのか」と首をひねる。

 粟國会長は「この5年間で街がどう変わるのか。周辺の動向を踏まえて考えないと、本当に大変なことになる」と訴えた。高良委員長は「みなさんの市場への愛情が感じられる。改めて現実を見て頑張らないといけない」と述べた。