2018年(平成30年) 6月21日

沖縄タイムス+プラス ニュース

辺野古埋め立て海域に活断層か 専門家「大惨事になりかねない」

 琉球大学の加藤祐三名誉教授(理学博士)は2日、沖縄県名護市辺野古の埋め立て予定海域に、将来的に地震を起こす恐れのある「活断層」が存在する可能性を指摘した。米軍キャンプ・シュワブゲート前で市民らに説明した。

地質図を示しながら辺野古崎付近の活断層の可能性を指摘する加藤名誉教授=2日、米軍キャンプ・シュワブゲート前

 加藤氏によると、市辺野古と、北側の二見方面から延びる二つの断層が辺野古崎沖でぶつかり、そこに水深50メートル以上の落ち込みがある。「何度か断層が動いて50メートル以上もの落差になったと思う。活断層の可能性は高い」と指摘する。

 活断層だった場合、地震や津波の発生があり得るとして「(辺野古新基地に)弾薬庫や燃料庫、あるいは核が持ち込まれていたら爆発で大惨事になりかねない」と強調した。

 また、米カリフォルニア州には活断層一帯での建築禁止を定めた「活断層法」があると紹介。「日本にそういう法律はないが、もし活断層であれば、最低でも設計変更が必要ではないか」と答えた。

 沖縄平和市民連絡会の北上田毅氏によると9月28日、防衛省担当者から「既存文献によると、沖縄北部に目立った活断層は確認できていない」との回答を得たという。

 加藤氏は、沖縄防衛局がこれまで断層付近を重点的にボーリング調査していることから「彼らもまずいと思って何度も調べているはずだ。活断層がないというなら生データを開示して証拠を示すべきだ」と訴えた。

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