最近、仕事でもスニーカーを愛用している。長時間履いても疲れない。取材が立て込むほど、時間をケチって車を使いがちになるが、足元が軽いと、積極的に歩こうという気持ちになる

▼街に出ると、すれ違う人や風景から生きたトレンドを知ることができる。先日久しぶりに国際通り周辺を歩いたら、新しいホテルが建設されていることや行列のできる店があることに気づいた。食堂からかつおだしのいい香りがしてきて五感もフル回転

▼9月に発表された国民健康・栄養調査によると、1日当たりの平均歩数は男性が6984歩、女性は6029歩。江戸時代の庶民は1日3万歩歩いていたというから驚く

▼スポーツ庁がスニーカー通勤を推奨するキャンペーンを始める。働き盛りの20~40代はスポーツする人の割合が少なく、仕事で忙しくても気軽に始めやすいウオーキングを、ということらしい

▼自ら歩くことを実践する脳科学者の大島清さんは、歩いて出合うさまざまな光景や出来事はすべて情報で、その情報を楽しむことは生きている証しであると説く。楽しく歩くことが結果として、健康やダイエットにつながり、脳を若返らせると

▼肌を刺すような日差しがやわらぎ、歩くのにいい季節になった。スニーカーを履いて街に出たら、楽しい刺激が待っているかもしれない。(高崎園子)