名護市辺野古の新基地建設に伴う埋め立て承認に「法律的な瑕疵(かし)あり」と報告を受けた翁長雄志知事は16日午前、「顧問弁護士の意見を聞くなど、内容についてしっかりと精査し、今後、埋め立て承認の取り消しを含めてどのように対応することが効果的なのか、慎重に検討したい」と語った。県庁で記者団に答えた。

翁長雄志・沖縄県知事

 取り消しの判断について、菅義偉官房長官との対話が始まったことを念頭に「相手もいることで、対話が始まっている。大変シビアな対話になると思うが、こういったこともにらみながら、その間にしっかりと検証し、公約である新辺野古基地は作らせないというものをいかに効果的に判断できるか一生懸命に頑張りたい」と述べ、時期には言及しなかった。

 また、政府が「夏までにも」と明言してきた本格的な埋め立て工事の着手を意識した上で「第三者委員会の報告書を最大限尊重し、私の判断を下したい」と語った。

 報告書は百数十ページで、関係資料が四百数十ページ。マスコミにはA4で2枚の要約版が配布された。県が内容を精査した後、報告書、関係資料、議事録のすべてを公表するという。