第28回地方出版文化功労賞奨励賞に、本紙で連載した「基地で働く-軍作業員の戦後」(写真、沖縄タイムス中部支社編集部)が決まった。主催したブックインとっとりが16日、発表した。

 受賞理由は(1)基地に直接関係した人の貴重な証言に真正面から取り組んだ(2)基地建設や謀略ビラ作成など多様な職種が記録され、基地のシステムが分かる(3)現地にいなければ知り得ないことが口述されている-などが評価された。

 取材班キャップの磯野直記者は「体験を証言してくれた元基地従業員83人の言葉が、自分たちの知らない所にまで届く。本の醍醐味(だいごみ)を感じる」と話した。

 そのほか、奨励賞に「古文書にみる会津藩の食文化」(平出美穂子著、歴史春秋社発行)、特別賞に「日ロ現場史」(本田良一著、北海道新聞社発行)が決まった。表彰式と記念受賞スピーチは10月24日、鳥取県立図書館で開かれる。