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  • 芥川賞受賞の又吉直樹さんの父己敏さんは沖縄県名護市汀間の出身
  • 「いつも勝負運なかった。2作品受賞だから取れたのでは」と照れ
  • サイン入り本を己敏さんに贈った直樹さんは、近く来県する予定

 【名護】芥川賞を受賞した又吉直樹さんの父己敏(みとし)さん(61)は名護市汀間出身。16日夜、帰省中の実家でニュースを見て、「大したもんじゃ」と感慨にふけった。

又吉直樹さんサイン入りの「火花」を手に芥川賞受賞を喜ぶ(左から)父己敏さん、伯母初美さん、叔父洋一さん=16日、名護市汀間

 「いつも2番か3番で、勝負運がない子だった。今回も2作品(受賞)だから取れたんじゃないの」。照れながらも、「お父さんへ」と書いたサイン入りの受賞作「火花」を手に取った。

 自分宛てのサインは初めて頼んだ。「わしは普通は本は読まん人間ですよ。周りが良いと言うから、ちょっとずつ読んでます。でも、難しくて分からないかもしれない」と笑った。この日は伯母の初美さん(69)、叔父の洋一さん(56)も駆け付けて小さなお祝いを持った。

 初美さんは「名護からは初めてでしょ。10万円分のおすしを買ってくれば良かった」。洋一さんも「自慢のおいっ子です」と喜んだ。

 又吉さん自身も近く沖縄に来る予定があるという。泣いて受賞を喜んだという祖母の千代さん(95)にも、いい報告ができそうだ。