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  • USJの最高経営責任者が翁長知事に沖縄進出方針を正式に伝えた
  • 交通インフラ整備、建設に向けた規制緩和など行政の支援を求めた
  • 事業計画を今年度にまとめ、来年度の着工、2020年開業を目指す

 大阪市の米映画テーマパーク、ユニバーサルスタジオジャパン(USJ)を運営するユー・エス・ジェイのグレン・ガンペル最高経営責任者(CEO)は17日、沖縄県庁で翁長雄志知事と会談し、沖縄に進出する方針を正式に伝えた。同社の森岡毅執行役員は同日、沖縄タイムスのインタビューに応じ、県内で構想中の新たなテーマパークについて、2016年度に着工する考えを示した。東京五輪が開かれる20年の開業を目指し、今年中に事業計画をまとめる。

会談前に握手を交わすユー・エス・ジェイのグレン・ガンペルCEO(左)と翁長雄志知事=17日午後、県庁

 関係者によると、同社は名護市に沖縄のパーク運営会社の設立を検討しているという。

 森岡氏は多くの観光客が訪れる東京五輪までに「建てたい」と強調。「年内に事業計画を固め、来年度中のどこかでシャベルを入れられれば最速のスピードで進む」とし、早期の事業展開を模索しているとした。

 テーマパークの候補地は、本部町の国営海洋博公園が有力視されている。森岡氏は、候補地について「今の段階では、本島北部地区としか言えない」と明言を避けた。

 森岡氏は、自然豊かな沖縄の環境と、飛行3時間圏内に日本やアジアの主要都市がある地理的優位性を評価。「沖縄の観光をダイナミックに変えていきたい」と意気込みを語った。

 テーマパーク建設には「国や県の支援も必要」と指摘。翁長知事との会談では、交通インフラ整備や、建設に向けた規制緩和などの支援策も求めた。

 会談後、ガンペル氏は「われわれの熱意、考えを伝えた。どのように進むか様子をみたい」と述べた。同席した森岡氏は「最低限の条件を提示して、協力を仰いでいる段階。沖縄でぜひともやらせてほしい」と意気込みを語った。

 今回の会談に向け13日、都内で森岡氏と安慶田光男副知事、USJ幹部と親交のある下地幹郎衆院議員(維新)が面談し、日程などを調整していた。