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  • 2015年上半期の飲酒運転摘発は744件。前年同期比で118件も増えた
  • 「飲むと分かっていて運転していった」が62.6%。年々増えている
  • 沖縄は飲酒が絡む交通人身事故の割合が25年連続で全国最下位

 2015年上半期(1~6月)の飲酒運転による摘発件数が744件となり、前年同期に比べ118件増加したことが17日、県警交通指導課のまとめで分かった。月100人以上が摘発されるペース。逮捕者は前年同期比40人増の214人。県警は「飲酒運転に対する県民の意識が低い」と指摘し、より一層取り締まりを強化する方針だ。

過去5年における飲酒運転摘発件数(上半期)

 県警交通企画課によると、飲酒絡みの人身事故は5月末現在42件で、うち死亡事故は4件6人。

 飲酒絡みの死亡事故は、北谷町内で6月、飲酒運転の軽自動車が歩行者3人をはね男性1人が死亡する事故も発生するなど7月17日までに少なくとも7件発生している。

 県警は08年から毎年、摘発者を対象に「飲酒運転実態調査」を実施。昨年の結果は「飲むと分かっていて車を運転していった」との回答が62・6%。同様の回答はここ5年間で右肩上がりで、飲酒運転に対する意識の低さが浮き彫りとなっている。

 また、飲酒運転前の意識として「その程度は大丈夫だと思った」(36%)「警察に捕まらないと思った」(34・3%)の回答を合わせると全体の7割を占め、飲酒後に安易にハンドルを握っている状況は、ここ数年の回答とほぼ変わらない。

 飲酒運転根絶総合対策室の伊波興二室長は「飲酒運転が重大事故につながると認識していない県民がまだいる。飲酒運転は悪質危険な行為だ」と話した。

 県内では、交通人身事故に占める飲酒絡みの割合は25年連続、また死亡事故に占める飲酒絡みの割合は2年連続で全国ワースト。(比嘉太一)