君も生物調査員をやってみない?-。夏休み中の小学生4~6年生約5万人に、県自然保護・緑化推進課が身近な生きものを手軽に調べられるリーフレットを配布する。地域によって「ジューミー」「アンダチュー」などと呼ばれ、現在は生息数が減少するアオカナヘビ類の生息範囲を調べるのに、子どもたちの力を借りるのが狙い。一人一人から寄せられた情報は一つにまとめ、秋にインターネット上で公開する。

小学4~6年生に配られるリーフレット

アオカナヘビ

オカダンゴムシ

ハラビロカマキリ=生物写真は3枚とも県自然保護・緑化推進課提供

小学4~6年生に配られるリーフレット アオカナヘビ オカダンゴムシ ハラビロカマキリ=生物写真は3枚とも県自然保護・緑化推進課提供

 アオカナヘビ類は雌雄で外見が異なる。オスの背中は茶色っぽい緑色で体の側面は焦げ茶色なのに対し、メスは全身が緑色。地域によってさまざまな呼び名があり、かつて、県内の多くの場所で見られたが、ここ数年で減少。一部の研究者からは「本島中南部で、壊滅状態にある」という指摘もあるが、実態はよく分かっていない。

 このため、県自然保護・緑化推進課は、今回のリーフレット配布を発案。夏休み中の子どもたちに、見つけた場所や地元での呼び名を記入してもらうことで、分布する範囲を割り出す。このほかの調査対象の生きものは、クビワオオコウモリ、オカヤドカリ、2000年以降、沖縄に生息し始めた外来種のオカダンゴムシなど計8種。

 リーフレットでは、生息場所などを紹介し「山や森には1人で行かない」などの注意点も添える。結果は「生きものマップ」としてまとめ、ホームページなどで公表する。

 7月18日からは「生きものフォトコンテスト」も開催。アオカナヘビに加え、ハラビロカマキリなどを撮影した写真を住所などと一緒に寄せてもらい、生き物の分布地図づくりにつなげる。優秀賞には1万円分のギフト券をプレゼント。大人も参加できる。問い合わせは、県環境科学センター、電話098(875)5208。