安全保障関連法案の成立を目指す安倍政権に反対の意思を示そうと、「アベ政治を許さない」とのメッセージが書かれた紙が18日、全国各地で一斉に掲げられた。作家の澤地久枝さんやジャーナリストの鳥越俊太郎さんらが呼び掛けた。名護市の米軍キャンプ・シュワブゲート前でも行われ、市民約400人が横一列に並び、紙を高く掲げ抗議の声を上げた。

安保関連法案の強行採決に抗議しメッセージを掲げる参加者=18日午後1時ごろ、名護市辺野古の米軍キャンプ・シュワブゲート前(金城健太撮影)

 正午すぎ、ゲート前に続々と集まる参加者にメッセージが書かれた紙が配布された。小さな子どもを抱え参加する母親の姿もあった。

 県内での呼び掛け人となった糸数慶子参院議員は「これだけ多くの人の結集は想像以上。親子での参加も多く、次の世代を守るという効果的な意思表示ができた」と充実した表情。

 大学生の女性(20)は午前8時からゲート前の行動に参加。「国会前でも若い世代が自分たちのやり方で主張している。かっこいいスピーチやフレーズを借りながら、どういう社会を生きていきたいのかを考え、空気に縛られず行動したい」と話した。

 沖縄戦遺骨収集ボランティア「ガマフヤー」代表の具志堅隆松さん(61)は「辺野古には戦没者の埋葬地があった。そこに基地を造るのは犠牲者を否定するもので人道上許されない。追悼施設こそふさわしい」と訴えた。

 米軍普天間飛行場がある宜野湾市から参加した男性(36)は「辺野古も安保法案も国民無視の政治で頭に来た。首相が言う丁寧な説明や寄り添うという言葉はうわべだけで我慢ならない」と怒りをぶつけた。

 米軍ヘリコプター着陸帯(ヘリパッド)建設が進む東村高江でも、反対する住民ら13人が紙を掲げた。

 高江に住む女性(54)は「安倍政権の強硬姿勢に黙ってはいられない」と話した。

 沖縄防衛局は、ノグチゲラの営巣期間で中断していたヘリパッド建設の作業を月内にも再開する見込み。