【小橋川慧通信員】カナダ建国100周年の1967年、カナダ政府は年齢、学歴、公用語能力、技術などをポイント化する「ポイント制」という新しい移民政策基準を導入し、世界中の国にカナダへの門戸を開いた。新基準に従い、多くの日本の若者が新移住者としてカナダに入国した67年から今年で50年。記念祝会が10月12日、トロント日系文化会館で縁(えにし)をテーマに催され、380人が参加した。新日系コミュニティーの武元昭儒(あきひと)代表のあいさつで始まり、2日前に就任したばかりの伊藤恭子(たかこ)総領事の祝辞、ヤスミン・ラタンシ国会議員の首相メッセージ代読、加藤欣也元新移住者協会会長のカナダ体験談などと続いた。

 「よいしょ、よいしょ」の掛け声を挙げての鏡開き、乾杯があり、参加者はすしなど13種類の日本とカナダのフュージョン料理に舌鼓を打ちながら旧交を温めた。「30年ぶりだね」「40年ぶりですよ」といった会話が交わされた。

 60年代、次々と到着する新移住者の世話係を務めた永井睦氏の回顧録朗読、サックス演奏、マジック、和楽器と異色のコラボのフラメンコショーがあった。記念誌実行委員が精魂込めて作った「トロント新移住者50年の歩み」が参加者全員に手渡された。現在のトロント沖縄県人会球陽会会員のうち10家族は、69〜71年にカナダへ家族・個人単位、日本国旅券で移住している。