「春夏連覇以来の甲子園だ」-。激戦を制し、5年ぶりの全国切符を手にした興南高校の応援スタンドは歓喜に沸いた。19日の全国高校野球沖縄大会決勝では、駆け付けた在校生や保護者らが勝利の歓声。敗れた糸満高にも、健闘をたたえる大きな拍手が送られた。

6回に勝ち越し喜ぶ興南の応援団=19日午後、那覇市・沖縄セルラースタジアム那覇

 時折小雨がぱらつく中、オレンジカラーで統一した興南の応援団は、メガホンを手に初回から大声援で試合をもり立てた。序盤に先制を許したものの五回に逆転、追い付かれた六回に勝ち越し点を挙げると、スタンドの熱気は最高潮に。

 六回の適時打で勝ち越しに貢献した喜納朝規君(17)の父で父母会長の朝勝さん(53)は「監督の采配と子どもらの頑張りが一体となった結果。甲子園でも保護者一同、チームを支えたい」と満面の笑みを浮かべた。

 春夏連覇当時の主将、我如古盛次さんの弟で1年生の盛尚君は「5年前は甲子園で応援する側だった。今回は自分たちが行くのでうれしい。来週始まる新人戦の励みになった」と喜んだ。

 敗れた糸満高父母会の大城龍児会長(50)は「残念だが、力は尽くした。興南には大舞台で頑張ってほしい」とエールを送った。