2017年(平成29年) 11月20日

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「電車通過時の線路脇」の騒音、授業中断も 米軍F35A訓練開始、沖縄の反発必至

 米軍嘉手納基地に暫定配備された最新鋭ステルス戦闘機F35Aが7日、県内で訓練を初めて実施した。同日午後9時59分ごろには最高値の107・7デシベルを記録。100デシベルを超える騒音は計4回観測された。嘉手納高校では同時間帯に同機騒音により少なくとも3クラスの授業が中断した。嘉手納町など周辺市町と県は住民負担が増えるなどとして配備中止を求めていただけに反発は高まるのは必至だ。

米軍嘉手納基地に暫定配備された最新鋭ステルス戦闘機F35Aの初訓練が確認された=7日午前11時35分、米軍嘉手納基地(読者提供)

 訓練開始は同日開かれたマスコミを対象にした同機の説明会で、米空軍のジェイソン・ルーシュオフ大佐が明らかにした。

 ルーシュオフ大佐によると、午前中に訓練を実施したのは8機。今後本格化する訓練に向けて、地域の訓練区域や安全に飛べる飛行ルートなどを確認したという。また、午後には6機が訓練を再開する様子が確認された。

 地元が反発していることに対して、ルーシュオフ大佐は「安全面に気をつけて運用していく。騒音の被害については気にしている」と返答。暫定配備の意義については「日本国を守るためだ。自衛隊との相互運用性について高めたい」と語った。

 嘉手納町の職員は同日、道の駅かでなでハンディ型の騒音測定器を使って騒音を計測。離陸時には「電車通過時の線路脇」のうるささに相当する100デシベルを超える騒音を計4回観測した。授業が中断した嘉手納高校は県教育委員会と町役場に対して沖縄防衛局に抗議するよう求めた。

 配備中止を訴えていた嘉手納町の當山宏町長は「このような事態が毎日続くことは耐えられない」と反発した。米軍は3日までに同機12機を暫定配備し、配備期間を6カ月間としている。

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