9秒でまるわかり!

  • 大雨洪水警報が発令された沖縄各地で土砂崩れや冠水が相次いだ
  • 久米島、東村、粟国島で24時間雨量が200ミリを超え7月最多を記録
  • 大宜味村の平南川が増水し、取り残された男性2人が救助された

 大雨洪水警報が発令された沖縄本島各地では20日夜、土砂崩れや冠水などの被害が相次いだ。

集中豪雨の影響でマンションの敷地内に流れ出た土砂=20日午後11時すぎ、南風原町兼城(伊藤桃子撮影)

 午後8時50分ごろ、南風原町兼城のアパートに隣接する裏山が崩れ、泥水や土などがブロック塀を越えてアパートの駐車場や道路に流れ込んだ。住民18世帯が近くの自治会事務所などに避難。けが人や建物への被害はなかった。

 会社員の女性(24)は「きょうは実家で過ごす。明日は仕事だが駐車場がふさがれて車が出せない状態だ」と表情を曇らせた。

 那覇市小禄の県道7号では午後8時45分ごろ、「車数台が冠水で停車している」と119番通報があった。那覇消防本部などによると、道路約50センチの冠水を確認した。同市牧志3丁目の安里川では午後9時半ごろ、河川工事で使用していた重機が川の増水による影響で傾いた。本島中部の各消防によると、沖縄市、宜野湾市、北中城村では一時、建物数軒が浸水。中城村登又では土砂崩れがあった。

■久米島で24時間269ミリ 7月雨量最多

 沖縄気象台によると、20日午後9時30分現在、24時間降水量が東村平良で250ミリ、粟国空港で213ミリ、久米島空港で269ミリとなり、それぞれの地点での7月観測史上1位を記録した。

■大宜味・平南川が増水2人救助

 20日午後4時20分ごろ、大宜味村津波の平南川で、「男性2人が川の対岸に取り残され身動きが取れない」と119番通報があった。国頭地区行政事務組合消防本部などによると、南風原町の男性2人が、駆け付けた消防隊員8人によって救出された。けがはなかった。

 名護署などによると、男性2人は職場の同僚4人と上流のター滝を目指し川沿いを歩いていたところ、途中で川が増水したという。