沖縄県立芸大は10月開始の後学期から、琉舞や三線などの実技をしまくとぅばで教え始めた。先達たちによって、しまくとぅばで伝えられてきた技や世界観を学ぶことが目的。琉舞など3講座で取り組む。

宮城幸子会主(左)が要所をしまくとぅばで指導。真剣な表情で踊る学生たち=那覇市首里、県立芸大

 6日の琉舞実技。真踊流佳幸の会・宮城幸子会主が、比嘉いずみ准教授とともに「貫花」を指導した。講座は、しまくとぅばで指導を受けた世代と教師がペアを組む。「芯やくずさんぐとぅー、ひっちゃてぃやーに、ぬちゅん」(体の軸は崩さずに、力を抜く)。「あぎいってぃ、めーんかい」(丹田に力を入れて前へ)。宮城会主が、要所で学生たちに声を掛ける。難しい表現は、比嘉さんが共通語で補足する。

 学生たちは言葉の意味をかみしめながら踊った。2年生の仲村里央さんは、「共通語より、すんなり入ってきて、さらに深く理解できる」と話す。比嘉准教授は「沖縄の言葉を理解することで、学生たちの動きが変わった」と話す。

 同大付属研究所が企画し、芸能や古典文学、言語学の研究者が今後もプログラムづくりに取り組む。(編集委員・謝花直美)