沖縄県文化観光スポーツ部(前田光幸部長)が21日発表した2014年宿泊施設実態調査で、県内の宿泊施設数は前年比6・9%増の1541軒、客室数は3・4%増の4万243室、収容人数は4・6%増の10万4724人となった。施設数は2002年以降、12年連続で過去最高を更新。ホテル・旅館が1・7%の増加に対し、民宿が8・9%増と数を伸ばした。

宿泊施設の推移

 ホテル・旅館のうち収容人員300人以上の大規模施設は81軒(3・8%増)、100~299人の中規模施設は114軒(2・7%増)、100人未満は161軒(前年同数)。民宿、ペンション、貸別荘など民宿等は1149軒(8・9%増)で、団体経営施設・ユースホテルは36軒(前年と同数)だった。

 市町村別では宮古島市が最多の214軒(10・8%増)で、石垣市203軒(4・1%増)、那覇市181軒(2・3%増)と続く。

 客室数は大規模施設が多い那覇市の1万4543室(0・7%増)が最多で恩納村4177室(1・7%増)、石垣市4067室(2・9%増)の順。収容人員は那覇市2万8711人(2・2%増)に次ぎ恩納村1万4634人(1・7%増)、石垣市9939人(2・2%増)だった。

 県の担当者は、入域観光客数の増加に対し「宿泊施設の数自体に過不足はない」との認識を示した。宿泊客の動向について「国内客はペンションや貸別荘などの民宿、外国客はビジネスホテルやリゾートホテルに宿泊する傾向がある」と分析。受け入れ態勢の課題について「旅行者の希望する価格帯と宿泊施設の価格に差があり、需給のマッチングがうまくいかないことで宿泊施設が不足しているという問題につながっている」との見方を示した。