沖縄県内最高齢のボウラーの前原信光さん(99)=沖縄市=が元気だ。来月には100歳を迎えるが、現在も週2回、リーグ戦に参加し腕を競う。しなやかな投球フォームは年齢を感じさせない。アベレージは140台だ。全国長寿ボウラー番付では「横綱」のトップクラス。「ボウリングは元気の源。健康な限りずっと続けたい」と笑顔をみせる。

99歳の現役ボウラーとして数々の大会に出場している前原信光さん=20日、北谷町桑江・北谷ボウル(松田興平撮影)

 前原さんは1915(大正4)年8月本部町生まれ。戦前は出稼ぎでサイパンへ渡り、戦後沖縄に引き揚げた後は軍作業、農業、カツオ漁、小売商など苦労を重ねた。45歳でガス会社を設立し、事業を拡大。現在は三男の信明さん(57)が同社社長を務め、前原さんは会長職に就いている。

 ボウリングは、友人の誘いがきっかけで40代半ばで始め、すぐに夢中になった。絶頂期のスコアは250点を超え、シニアの部で国体にも出場した。現在も県内シニア大会の常連で、5月のクイナ杯では準優勝に輝いた。

 「ボウリングは唯一の趣味で最高の健康維持」という通り、少し耳が遠くなったものの、そのほかは医者も太鼓判を押すほどの健康体。健康の秘訣(ひけつ)は「小食と怒らないこと、そして恋心」と笑い飛ばす。(渡慶次佐和)