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  • 80代と70代の女性が還付金詐欺で計約143万円をだまし取られた
  • ATMで還付金手続きをするようにとの電話を受け、被害に遭った
  • 今月に入って既に9件発生。被害総額は1千万円を超える

 「医療費の払い戻しがある」-。そんなうそで現金をだまし取る還付金詐欺の被害が止まらない。豊見城署と浦添署は22日、それぞれ80代と70代の女性が公的機関職員を装う男から電話を受け、計約143万円をだまし取られたと発表した。今月に入って約3週間で9件目。被害総額は1千万円を超える。県警は「公的機関がATMで還付手続きをすることはない」と注意喚起し、関係機関と警戒を強めている。

詐欺を未然に防いだ対応事例

 発生はいずれも21日午前11時ごろ~正午までの間。男の声で「医療費の還付金を受けてませんね。手続きすれば、口座に振り込みます」などと女性宅に電話があった。携帯電話を持たせてATMに誘導後、それぞれの口座から男らの口座に現金を振り替えさせた。

 豊見城市の被害は約94万円で集合住宅敷地内の無人ATMで、浦添市は約49万円で、職員や他の客もいる金融機関店舗内のATMで発生した。

 浦添署によると女性職員が、携帯電話で話しながらATMを操作する女性に気付いて声を掛け、止めようとしたが間に合わなかった。一方、豊見城署の調べによると被害女性は、「これから急いでATMに向かって下さい」などと20~30代ぐらいの男の声でせかすように指示されたという。

 県警は「慌てず、まず一呼吸を置いて冷静に判断を」「不審な電話を受けたら一人で判断せずに相談して」と呼び掛けている。