航空会社や空港内のテナント従業員を対象にした観光バリアフリーセミナー(主催・県)が8日、那覇空港の国内線ターミナルであり、約40人が参加した。NPO法人バリアフリーネットワーク会議の親川修代表と40歳の時に全盲になった北谷町の桐原好枝さん(68)が盲導犬の「ルート君」と登壇し、空港内や機内で希望する手助けを実演した。

セミナーで実技演習をするNPO法人バリアフリーネットワーク会議の親川修代表(左)、視覚障がいのある桐原好枝さん(中央)、盲導犬のルート君(右)=8日、那覇空港国内線ターミナル

 視覚障がいのある人に対しては、「あっち」「こっち」ではなく、当事者にとっての正面を12時に例えた上で何時の方向に当たるか伝える「クロックサイン」が役立つ。

 料理を出す際は、「7時の方向にライス、2時の方向にサラダ」などと伝えると分かりやすい。温かい飲み物は、卓上で触ってもらうことでカップの高さが伝わり、こぼさず飲んでもらえるという。

 親川さんは「ドアがあるなら自動なのか、押すのか引くのか。エスカレーターがあるなら右と左のどちらが上りなのか。小さなことだがとても必要な情報」と案内のこつを説明。那覇空港に補助犬用トイレがあることも積極的に伝えてほしいと呼び掛けた。