【宜野湾】3月末で返還された米軍キャンプ瑞慶覧の西普天間住宅地区(50・8ヘクタール)について、宜野湾市は24日、全体を(1)国際医療拠点(2)人材育成拠点(3)住宅等(4)都市公園-に分けて開発する跡地利用計画を正式決定した。今後これを基に各ゾーンの具体的な開発計画検討が進められる。市は2018年度の土地区画整理事業認可を目指し地権者らの合意形成を進める。

西普天間住宅地区の跡地利用計画

西普天間住宅地区の跡地利用計画を策定し、記者会見する宜野湾市の佐喜真淳市長=24日午後、宜野湾市役所

西普天間住宅地区の跡地利用計画 西普天間住宅地区の跡地利用計画を策定し、記者会見する宜野湾市の佐喜真淳市長=24日午後、宜野湾市役所

 国際医療拠点(約19ヘクタール)は琉球大学医学部・付属病院と県が構想する重粒子線がん治療施設、人材育成拠点(約5ヘクタール)には県立普天間高校の移転立地を想定する。住宅等ゾーン(11~12ヘクタール)は住宅や商店などとして地権者が自ら利用する地域。都市公園(約11ヘクタール)は利用に向かない傾斜地のほか、文化財、自然景観などの保全のため設けられたエリアで、うち1ヘクタール程度は墓地に充てる方針だ。

 計画のうち、同住宅地区から「インダストリアル・コリドー」を通り国道58号へ抜ける幹線道路部分は未返還の軍用地内のため、現時点で実現のめどはない。ただ佐喜真淳市長は24日の記者会見で「感覚としては良い方向が出ると思う」と述べ、今後の日米交渉で早期返還か共同使用が可能になるとの楽観的な見通しを示した。